2017年12月28日 一覧

断熱塗料(ガイナ)の効果

断熱塗料は多数ありますが、そのうちの一つにガイナと呼ばれる塗料があります。ガイナは株式会社日進産業が販売している断熱塗料で、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(日本でロケットを開発しているJAXA)から生まれた最先端の技術を一般消費者向けに転用した商品です。大気という断熱材がない宇宙で太陽の熱によるロケットの内部の温度上昇を抑え、また太陽の熱が当たらない地球の裏側に行った時は、内部の熱が外に逃げないように断熱するために開発されました。ガイナは、50ミクロン以下の微細な中空の球形セラミック80%とアクリルシリコン樹脂20%を含有しており、これらが熱を反射(遮熱)し、断熱します。熱である遠赤外線の放射率が94.6%と極めて高く、一部吸収した熱も遠赤外線として放射することで性能を高め、効果も持続し続けます。驚異的な効果で、冬は 暖かく夏涼しい快適な環境をつくり、空調コストの大幅な軽減を実現します。また、防露効果や建築不燃材の認定されている、紫外線の強い宇宙で使うため耐久性(10年~15年)も一般的な断熱塗料よりも長くなっています。

また、太陽光や照明をあびたセラミックが、イオン化作用し、室内の空気質を改善させます。防音効果もあります。雨音など外部の音を遮断、部屋内からの音漏れを防げます。ガイナの塗膜表面は大量のセラミックで覆われ、一般塗料に比べて表面積が大きくなります。表面積が大きければ大きいほど、音を反射する性能があがるため、ガイナは一般塗料より優れた防音効果を持つと言えます。屋内にていると雨音は聞こえなくなるので、雨に気がつかず洗濯がびしょぬれになってしまう可能性があるので注意が必要です。